ECアプリをはじめ急速に企業の導入が進んでいるのがARアプリになります。主に外資系企業による取り組みが進んでいますが、国内企業も徐々に導入をはじめています。特に2018年以降ARアプリの新たな活用法が生み出されています。本記事では、活用の幅が広がる国内ARアプリの最新情報について紹介していきます。これからARアプリを利用しようと考えている担当者はぜひ、参考にしてみてください。

今、最もARアプリの導入が進んでいるのがインテイリア業界です。すでに、外資系企業ではARを使った家具配置におけるシミュレーション機能が搭載されています。国内企業では、シミュレーション機能を応用する形で、壁紙に特化したシミュレーション専用アプリを配信した企業が誕生しています。アプリの機能としては、壁紙を貼りたい室内を撮影すると、選択した壁紙に変更した場合の室内をシミュレーションすることができるようになります。気に入れば、アプリから直接壁紙を購入することができ販売促進につながります。アプリの配信は、「貼って剥がせる壁紙」の販売に合わせてリリースされており、実用性だけでなく話題性を重視したARアプリの事例となります。
国内の博物館ではARアプリを導入し、体験イベントを実施しています。ARアプリを展示物にかざすことで、実物大の展示物が登場するというシンプルな使い方ですが、情報発信能力は高く来場促進につながると考えられます。ARアプリを導入することで、コストを抑えることができるのも魅力の一つです。実物大のセットの制作費用に比べれば、開発コストは少なく済みます。実在しない歴史上の建造物なども再現が可能ですので、教育面でもARアプリの導入が進むと見込まれます。
また、紙媒体との連動も注目されています。特にインバウンド観光客に向けたフリーマガジンなどとARを連動することで掲載場所までのナビゲーションを行うことができ、外国人観光客が迷わず目的地に辿り着けるようになります。看板などにARを搭載する試みもはじまっており、ARアプリのさらなる活用から目が離せません。

まとめ

活用の幅が広がる国内ARアプリの最新情報について紹介してきました。ARアプリはインテリア業界にとどまらず、旅行業界や教育場面でも数々の活用事例がみられます。コストもさほどかからずに開発が可能なため、業界を問わず新たな活用の可能性があります。自社アプリにはARは向かないと考える担当者もこの機会にぜひ、活用を検討してみてはいかがですか?

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