アプリ開発はウェブサイトの担当者が急遽まかされることも少なくありません。そこで、躓きやすいのがアクセス解析です。Googleアナリティクスでは、ネイティブアプリのアクセス解析を行えますが、ウェブサイトの違いが多くあるため、初期設定を覚えておく必要があります。本記事では、ネイティブアプリの効果測定を行うために必要なGoogleアナリティクスの初期設定について紹介していきます。

まずは、アプリとウェブサイトの違いについて紹介します。ウェブサイトの初期設定を行う上では、GoogleアナリティクスのタグをHTMLに貼り付けるだけで初期設定が完了します。ネイティブアプリでは、OSごとにトラッキングコードに対応する必要があるため、対応者のみで初期設定を行うのは難しくなります。必要な対策としては、事前に、アプリの開発会社へGoogleアナリティクスの初期化を依頼しておくことです。リリース後に対応をお願いすると、追加費用が発生する可能性がある他、リリース前に対応しておけばスムーズに効果測定を行うことができます。また、アプリ開発サービスを使用してアプリをリリースする場合には、すでにGoogleアナリティクスが設定されているケースが想定されるため、サービス提供会社に確認するようにしましょう。
次に、初期設定についてです。アプリでは、ユーザーがアプリ内でどのようなアクションを起こしているのかを測定することが重要となります。ウェブサイトのアクセス解析のなかでも、ボタンごとのクリック数を確認するために、トラッキングコードを利用していることが多いですが、アプリにおいてもイベントタグを設定しておくことでアクション解析が可能となります。
また、アプリからウェブサイトへリンクを貼る設定も重要です。企業によっては、アプリからECサイトへどれほどの流入があるのかを把握しておきたいはずです。アプリからウェブサイトにリンクを貼る場合には、パラメーターを備え付ける必要があります。ウェブサイトのアクセス解析だけでは、アプリからの流入を確認することはできませんので見落とさないよう注意しましょう。

まとめ

紹介してきたように、Googleアナリティクスのネイティブアプリにおけるアクセス解析は初期設定の手間が多くなります。一つ一つ慎重に行うことで、必要な設定を漏らすことなく行えるでしょう。アプリ開発には、運営にかかる手間も生じることを理解して取り組む必要があります。

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